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渓仙

けいせん
名詞
1
標準
文例 · 用例
富田渓仙の巻物にはいいところがあるが少し奇を弄したところと色彩の子供らしさとが目についた。
寺田寅彦 昭和二年の二科会と美術院 青空文庫
お客は横山大観、木村|武山、小杉未醒、富田渓仙、戸張孤雁といつたやうな顔触。
大正六(一九一七)年 茶話 青空文庫
富田渓仙と狸5・31(夕) 京都には絵をかく人がたんと居る。
大正八(一九一九)年 茶話 青空文庫
さういう商売人の一人が、美術院派の富田渓仙氏に、久しい前から一枚絵を頼んでおいたが、幾度催促しても一向出来ないので、とうと業を煮やして、この画かきの許を訪ねて往つた。
大正八(一九一九)年 茶話 青空文庫
渓仙氏も負けてはゐなかつた。
大正八(一九一九)年 茶話 青空文庫
渓仙君、君は知るまいが、世間では君の事を狸の化け損ねと言つてるんだよ。
大正八(一九一九)年 茶話 青空文庫
渓仙氏は笑ひ/\言ひ足した。
大正八(一九一九)年 茶話 青空文庫
いつか、麦遷と溪仙との遺作展があって偶然見たことを書いたでしょうか……土田麦遷という男が展覧会の大きな大原女などで試みて居たものが、そこにあった花鳥小品にはちっとも徹底していないで、全く平凡な色紙絵のようなのにおどろいたこと、書いたかしら。
一九三八年(昭和十三年) 獄中への手紙 青空文庫