本弭
もとはず
名詞
標準
bottom knock (of a bow)
文例 · 用例
もし、それを証明出来ないのだったら、いっそのこと、君の嬉劇的な散策は、やめにしてくれ給え」 それを聴くと、法水は押収してきた火術弩を取り上げて、その本弭(弓の末端)の部分を強く卓上に叩き付けた。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
と云うのは、二本のラミイの長さを異にさせた事と、また、それを弦の中で甘瓢形に組み、その交叉している点を弦の最下端――つまり、弓の本弭の近くに置いたという事なんだ。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
ディオニシアスは、もとはずっと下級の役に使われていた人ですが、その持前の才能一つで、とうとう議政官の位地まで上ったのでした。
— 鈴木三重吉 『デイモンとピシアス』 青空文庫
『もとはずつと多かりき。
— 大町桂月 『吾嬬の森』 青空文庫
「あんな憐れっぽい事をお言いだがね、あれでもとはずいぶん酷かったんだよ」 母は父のために箒で背中をどやされた時の事などを話した。
— 夏目漱石 『こころ』 青空文庫
しかし、そこに立つと、遥かに京都の灯がちらちらとみえ、あさぎ色の星空がひらけて足もとはずっと明るくなった。
— 吉川英治 『親鸞』 青空文庫
作例 · 標準
弓を引く前に、弦が本弭にしっかりと掛かっているか確認した。
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新しい弓には、装飾が施された美しい本弭がついていた。
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競技用の弓は、本弭の形状にも厳格な規定がある。
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