雑芸
ざつげい異読 ぞうげい
名詞
標準
various forms of arts (e.g. acrobatics, magic, puppetry, sarugaku acrobatics performance)
文例 · 用例
孔先生は言う、「学んで時に之を習ねる、亦説ばしからず乎」『論語(学而一)』と、ここでの学ぶという語の本意は、雑芸|小技などを学ぶことを指したものでは無い。
— 幸田露伴 『悦楽(現代訳)』 青空文庫
※先生は祖父母に甘やかされて生長し、赤本を耽読して悉く之を誦じ、其他雑芸雑学に通じて衆愚に説法することを楽しむ一個の閑人であるが、胸に一物ある巧案という鍼医の画策によって文殊の再生と言い触らされ、其名も愛読書の猿蟹合戦に因んで猿蟹上人と改めて文殊菩薩直伝の智恵授所という看板を掲げることとなる。
— 桑木厳翼 『春水と三馬』 青空文庫
室町の頃から盛んになつたのは、小唄・雑芸類が、著しく民俗芸術に近づいて来たことである。
— 折口信夫 『組踊り以前』 青空文庫
其動機は数へきれないが、文芸から見れば、小唄・雑芸・今様類の絶え間ない刺戟を、まづ言はねばならぬ。
— 後期王朝文学史 『女房文学から隠者文学へ』 青空文庫
平安末の雑芸には、江戸の初期にも、まだ節の末が残つて居た。
— 後期王朝文学史 『女房文学から隠者文学へ』 青空文庫
貫之や清少納言の興味を唆つた童謡・小唄・雑芸などより、又梁塵秘抄の讃歌・神歌以外の雑歌――催馬楽・風俗式の内容よりも、更に新しく――次に起らうとしてゐた閑吟集などに採用せられたしらべ・感触である。
— 後期王朝文学史 『女房文学から隠者文学へ』 青空文庫
此が一脈の糸筋を、前代以来の雑芸・小唄と引く、閨怨のあはれさであつた。
— 後期王朝文学史 『女房文学から隠者文学へ』 青空文庫
万歳・春駒などの雑芸者の仲間や、ハチヤ、番太などの中には、まだ解放されずにいる者もありますが、世間のこれに対する感じはだんだん薄らいでいる。
— 喜田貞吉 『特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ』 青空文庫
作例 · 標準
中世の河原では、様々な雑芸を行う者たちが集まり、庶民の娯楽となっていた。
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絵巻物には、曲芸や手品といった雑芸を楽しむ当時の人々の様子が描かれている。
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歴史資料を紐解くと、雑芸を披露する芸人たちが権力者の保護を受けていたことがわかる。
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標準
miscellaneous songs popular from the end of the Heian period to the Kamakura period
作例 · 標準
今様や朗詠といった雑芸は、平安時代末期の貴族や庶民の間で大流行した。
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『梁塵秘抄』には、当時の流行歌であった雑芸の歌詞が数多く収められている。
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当時の若者たちは、集まりの場で最新の雑芸を歌い合い、その技を競ったという。
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