心を向ける
こころをむける
表現動詞-一段
標準
to turn one's thoughts to
文例 · 用例
と心づいて、そして急に復びaプラスb括弧の三乘は、などと當面の問題に心を向ける。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
数学を学んでいたのだったと気づいて、そして急に再びaプラスb括弧の三乗はなどと、当面の問題に心を向ける。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
で、そういう人を強いて宗教なら宗教の方へ心を向けるように修行させれば、修行をするだけの効果が顕われない事はないが、しかしそれは寧ろ愚な事で、もしそういう場合で気が散るならば、それは寧ろ趣味に随順して思い切って宗教の事を棄てて、そして好むところの画技ならば画技に心を委ねて仕舞う方が良いのである。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
今迄かん子に冷たい態度をとつてき乍ら、妻が駄目になつたとみてとると、急にその方へ心を向ける、さう云ふ自分がいかにも淺ましい氣がしたが、一切のことをかん子に云つて了へばよいとも思つた。
— 横光利一 『悲しみの代價』 青空文庫
郷里へ歸つてから、君や辰子の想像したやうに成る程、かん子に俺は心を向けることにつとめてみた。
— 横光利一 『悲しみの代價』 青空文庫
死滅のほそい途に心を向ける これらバラツクのなかの人人はおそろしい空想家である。
— 大手拓次 『藍色の蟇』 青空文庫
ここに知性の抽象性のない筈はないので、それがあればこそ、伝統を代表しているのだから、俳句は花鳥風月というような自然の具体物に心を向けるといっても、その精神は具体物を見詰めた末にそこから放れるという、客観的な分析力と綜合力がある。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
何か或る方向へ心を向けると、それと一緒に、同じ方へ、運命が動き出すように思えるのです。
— 豊島与志雄 『野ざらし』 青空文庫
作例 · 標準
忙しい日々の中でも、たまには自分の内面に心を向ける時間が必要だ。
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彼は社会的な弱者の声に心を向けるべきだと、街頭で熱く訴えかけた。
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過去の失敗にばかり心を向けるのではなく、未来をどう生きるかを考えよう。
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