禦
禦
名詞
標準
文例 · 用例
飯田町の格子戸は音にも知らじと思召、是れが備へは立てもせず、防禦の策は取らざりき。
— 樋口一葉 『われから』 青空文庫
栗が渋い内皮をもっているのは昆虫類に対する防禦である。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
日本語を欧米の侵入に対して防禦することを私は現代の日本人の課題の一つと考えたい。
— 九鬼周造 『外来語所感』 青空文庫
) 一時間十五分の後、命令された通りの巨大な防禦設備が出来上った。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
そして、諸々の作品に見られる愛国的乃至は軍国的意識性は、日清戦争の××××××××して解放戦争、防禦戦争としようとした従来の俗説(高橋亀吉等の)に対して、一つの反証を、ブルジョアジー自身によって動員された文学そのものが皮肉にも提供している。
— 黒島傳治 『明治の戦争文学』 青空文庫
怒る代りに研究をして防禦法を講じる外はないであろう。
— 寺田寅彦 『鉛をかじる虫』 青空文庫
敵の飛行機から毒|瓦斯の襲撃を受けたときの防禦演習をしているのだという。
— 寺田寅彦 『札幌まで』 青空文庫
それで、ただ一台だけが防禦の網をくぐって市の上空をかけ廻ったとする。
— 寺田寅彦 『烏瓜の花と蛾』 青空文庫