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名詞
1
標準
文例 · 用例
一方の種屬の者は、いつもムダな死金を使ひ、時間を空費し、無益に精力を消して、人生を虚妄の悔恨に終つてしまふ。
萩原朔太郎 所得人 室生犀星 青空文庫
おまけに、Aは今後益々その志望に於て衰してゆくであらうし、Bは尠くも、文学の点でだけは発展してゆくであらう。
中原中也 心理的と個性的 青空文庫
だから、工場法にだって、生命を失った場合に、その生命に対する支払い額のミニマムが決めてあるじゃないか、それが、労働力、いいかえれば、人間の生命力の搾取に、その基礎を置いてなっているものであるならば、それが、どんな形において生命が消されようと、ブルジョアジーにとって、驚くべき理由がないだろう。
葉山嘉樹 海に生くる人々 青空文庫
それに戦争は、体力と精神力とを急行列車のように消させる。
黒島伝治 青空文庫
その顏は、自然に使ひらされ、汚れ、皺だらけになり、旅行中嵌めきつてゐた手袋のやうに、伸び切つてしまつてゐる。
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 「マルテ・ロオリッツ・ブリッゲの手記」から 青空文庫
最も平靜な日々ですら、彼の使ひらすことの出來なかつた誇りとか、意志とか、權力などの過剩のすべてが、その死の中にはひり込んだのだつた。
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 「マルテ・ロオリッツ・ブリッゲの手記」から 青空文庫
上下の唇は此運動に磨りらされて薄くなつてゐるかと思はれる。
GREISE 老人 青空文庫
あいつらは朝から晩まで、俺らの耳のそば迄来て、世界の平和の為に、お前らの傲慢を削るとかなんとか云ひながら、毎日こそこそ、俺らを擦ってして行くが、まるっきりうそさ。
宮沢賢治 楢ノ木大学士の野宿 青空文庫