酔薬
よいやく
名詞
標準
文例 · 用例
彼は、一日に一度は必ず麻酔薬を吸わずにはいられなかった。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
麻酔薬は、体内の細胞を侵していた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
夜間の、闇にまぎれて、こっそりと麻酔薬を買いに来る人間を見張っているのだ。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
「いっそ、この際、再び麻酔薬を与えぬように我慢をさして、悪い習慣を打ちきる方がいゝんだ!
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
たてつゞけに、一と匣分の麻酔薬を吸ってしまった。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
眼かくしをされ、麻酔薬をかがされても、メス皿にカチリと触れる音はかすかに聴いている患者のように。
— 織田作之助 『土曜夫人』 青空文庫
がどんな方法で食物を引つ張つて来ようか、まづ麻酔薬とハンカチーフをポケツトに用意した。
— 村山槐多 『悪魔の舌』 青空文庫
己れはそつとポケツトから麻酔薬の瓶を出してハンカチーフに当てた。
— 村山槐多 『悪魔の舌』 青空文庫