五月蠅
さばえ
名詞
標準
flies swarming at the beginning of summer
文例 · 用例
肉親は五月蠅い、と思はず、何時もながら痛感した。
— 中原中也 『その頃の生活』 青空文庫
開けさせたくはないが開けて貰へば少しでも五月蠅さが減るだらう。
— 中原中也 『その頃の生活』 青空文庫
「俺の感傷が俺を五月蠅くするのだ。
— 中原中也 『その頃の生活』 青空文庫
昔は「五月蠅」と書いて「うるさい」と読み、昼寝の顔をせせるいたずらもの、ないしは臭いものへの道しるべと考えられていた。
— 寺田寅彦 『蛆の効用』 青空文庫
いかにも五月蠅そうにそれをやるのである。
— 梶井基次郎 『闇の絵巻』 青空文庫
それは吉田が「そこまで言ってしまってはまたどんな五月蠅いことになるかもしれない」ということを急に自覚したのにもよるが、それと同時にそこまで退引きのならぬように追求して来る執拗な女の態度が急に重苦しい圧迫を吉田に感じさせたからだった。
— 梶井基次郎 『のんきな患者』 青空文庫
昔は五月蠅と書いてうるさいと読み昼寝の顔をせせるいたずらものないしは臭いものへの道しるべと考えられていた。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
尼さんは世間から名士扱いにされるのを五月蠅がって、宿がえ蓮月と云われるほど宿がえを致した位だからその名士見物の素振りをちらっとも見せてはならんぞ。
— 岡本かの子 『ある日の蓮月尼』 青空文庫
作例 · 標準
五月蠅がぶんぶんと飛び交い、初夏の訪れを告げていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
台所に五月蠅が入り込んで、食卓を飛び回るのが迷惑だ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
古い家屋では、五月蠅の発生に悩まされることがよくある。
幻辭AI · gemini-2.5-flash