九輪草
くりんそう異読 クリンソウ
名詞
標準
Japanese primrose (Primula japonica)
文例 · 用例
それにひきかへ九輪草、編笠早百合気がつよい。
— 上田敏 『海潮音』 青空文庫
それにひきかへ九輪草、編笠早百合氣がつよい。
— 上田敏 『海潮音』 青空文庫
木芙蓉の花が咲いているかと思うと、九輪草の花が咲いていた。
— 国枝史郎 『生死卍巴』 青空文庫
今でも残っている上段の間、乗物通し、宝暦年間の隠密帳……家の前には九輪草が咲いて風は涼しかった。
— 石川欣一 『山を思う』 青空文庫
樅の森、牧場の草地、大きな九輪草、白壁に聖書の中のエピソードを画いた農家、皮の半ズボンを刺繍したズボンつりでつった男、緑と赤と白のこまかい模様の衣服を身につけた健康そうなチロル娘――山の向うはオーストリアだといっていたが、あの国境線も現在では無くなって了った。
— 石川欣一 『山を思う』 青空文庫
十月下旬まで蝉が鳴きやまず、十一月に筍が出そめ、九輪草、唐葵などは、四度も五度も花をつけた。
— 久生十蘭 『ボニン島物語』 青空文庫
九輪草四五輪草で仕舞けり 一茶 柏原辺は冬の寒さが強いので、宿根草の草花なども十分に発育しないものが多いそうである。
— 高浜虚子 『俳句はかく解しかく味う』 青空文庫
九輪草を植えて咲かして見たけれども、なかなか九輪草の名の如く沢山の花は著かず、四、五輪咲いたばかりであった、というのを「四五輪草でしまひけり」、と言ったのである。
— 高浜虚子 『俳句はかく解しかく味う』 青空文庫
作例 · 標準
湿地に咲く鮮やかな九輪草が、春の訪れを告げている。
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九輪草は、何段にも重なって花を咲かせる様子が仏塔の九輪に似ていることから名付けられた。
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庭の片隅に九輪草を植え、その美しい姿を楽しんでいる。
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