撫育
ぶいく
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
care
文例 · 用例
こう愛情で心身の撫育を添え労りながら、智子の教え込む色別を三木雄は言葉の上では驚くべき速度で覚えて行った。
— 岡本かの子 『明暗』 青空文庫
たとえば多年苦心|撫育せし子女を失いたる母親の心の如き、復活再会の希望に依らずして何に依りてか慰め得よう。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
そして兄たち夫婦の撫育のもとに、五つと三つになっていた。
— 徳田秋声 『蒼白い月』 青空文庫
「野性の叫び」は一匹の犬を主人公とした小説で、初めは富豪に愛育されていたが、人に盗まれ、売られ、虐使され或は北アラスカの荒涼たる氷原に橇を引き、或は愛犬家に撫育されて人の感情に鍛えられ、文化や野蛮の間に彷徨しながら、遂に天性の野獣性が眼覚め、狼群の長となる、ユニークな物語である。
— 直木三十五 『大衆文芸作法』 青空文庫
其時には恰も帝室に抗したるが如くに見へたれども、其眞實に於ては決して然らざるが故に、事收るの後は之を赦すのみならず、又隨て之を撫育し給ふに非ずや。
— 福沢諭吉 『帝室論』 青空文庫
母親が幼児を撫育するとき男性が女性を求むるときに働くものは本来愛ではない。
— 倉田百三 『愛と認識との出発』 青空文庫
かつ去勢した雄鶏は母鶏の代用として能く雛鳥を親切に撫育するから外国では盛に育雛用にも使われる。
— 春の巻 『食道楽』 青空文庫
若夫れ思うて君の私に及べば、君が往年鼓盆の興ありしより、門庭寂寞、中饋人なく、父子相依り、懽少なくして苦多く、晨米暮鹽、君の料理に歸し、弱息穉子、君が撫育を待てり。
— 狩野直喜 『祭原教授文』 青空文庫
作例 · 標準
親鳥は雛を懸命に撫育し、外敵から守っていた。
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その孤児院では、子供たち一人ひとりを愛情深く撫育している。
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新しいプロジェクトの成功のためには、入念な計画と継続的な撫育が必要だ。
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