本草和名
ほんぞうわみょう
名詞
標準
Japanese Names of Medical Herbs (book written 901-923)
文例 · 用例
その四十四 日本の古医書は『続群書類従』に収めてある和気広世の『薬経太素』、丹波康頼の『康頼本草』、釈蓮基の『長生療養方』、次に多紀家で校刻した深根輔仁の『本草和名』、丹波|雅忠の『医略抄』、宝永中に印行せられた具平親王の『弘決外典抄』の数種を存するに過ぎない。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
すなわちこの麦門冬をヤマスゲと称することは古く深江輔仁の『本草和名』ならびに僧|昌住の『新撰字鏡』にそう出ており、また源順の『倭名類聚鈔』にも同じくそうある。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
深江輔仁の『本草和名』では桜桃がハハカ一名カニハサクラとなっているが、どうもここではウワミズザクラではなく、サクラを指したものではないかと思う。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
ミクリは和名抄に三稜草とあって、クグすなわち莎草とは別に並べて出してあるが、本草和名には莎草の条に一名三稜草とあって、両者そう区別のないものである。
— 古代社会組織の研究 『くぐつ名義考』 青空文庫
ことに蟾蜍には、和名抄・本草和名・新撰字鏡・伊呂波字類抄以下、すべて比支(或いは比支加閇留)と訓してあるのである。
— 古代社会組織の研究 『くぐつ名義考』 青空文庫
これは本草和名にも莎草一名三稜草とあって、両者もとその別なく、或いは細かく言えば多少の相違があるとしても、双方殆ど区別するところなく用いられていたものらしい。
— 古代社会組織の研究 『くぐつ名義考』 青空文庫
とあり、即ち『本草和名』及び『医心方』に従えばカハラオハギ、『和名抄』はカハラヨモギ、『新撰字鏡』はカラヨモギである。
— 木暮理太郎 『マル及ムレについて』 青空文庫
そしてそれを昔の深江輔仁の『本草和名』にあるように百合を和名由里(ユリ)、また源順の『倭名類聚鈔』にあるように同じく百合を和名由里(ユリ)としているのは共に間違っているといっても誰も異存はないはずだ。
— 牧野富太郎 『植物一日一題』 青空文庫
作例 · 標準
「本草和名」には、当時の日本の薬草名とその効能が記されている。
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この古い写本は、「本草和名」の原本に近いものだと考えられている。
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薬学史の研究者たちは、「本草和名」の解読に尽力している。
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ウィキペディア
『本草和名』(ほんぞうわみょう)とは深根輔仁撰による日本現存最古の薬物辞典(本草書)である。輔仁本草(ほにんほんぞう)などの異名がある。
出典: 本草和名 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0