冬青
そよご異読 ソヨゴ
名詞
標準
longstalk holly (Ilex pedunculosa)
文例 · 用例
戸村家の墓地は冬青四五本を中心として六坪許りを区別けしてある。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
さるほどに桃李夏緑にして竹柏冬青く、霧芳しく風薫る。
— 泉鏡太郎 『唐模樣』 青空文庫
春にして細葉冬青の枯葉の 色紅く音も無く散りゆくは 秋の落葉に比して さみしきかなや、ひとしほ * 草の芽に落葉や雨のしめやかさとは大正十五年の春、名古屋のかなめもちを見て作つた詩である。
— 木下杢太郎 『本の装釘』 青空文庫
中門から古風な奧庭へ入ると、椎垣に添つて冬青やゆづり葉が繁り、菩提樹や楓、茶室の隔ての袖垣、幾つかの大きい石、厠近くには一本の櫨が秋は深い夕日に照り輝き、裏には柿の枯枝が冬は黒い蔕をこびりつかしてゐた。
— 北原白秋 『白南風』 青空文庫
中門から古風な奥庭へ入ると、椎垣に添つて冬青やゆづり葉が繁り、菩提樹や楓、茶室の隔ての袖垣、幾つかの大きい石、厠近くには一本の櫨が秋は深い夕日に照り輝き、裏には柿の枯枝が冬は黒い蔕をこびりつかしてゐた。
— 北原白秋 『白南風』 青空文庫
そのほかには椿、鼠冬青木、とべらなどの常盤木が混り、落葉樹には櫨、楢、楝、其他名を知らぬ幾多の雜木がある。
— 若山牧水 『庭さきの森の春』 青空文庫
樫、柏、冬青、木犀などの老木の立ち込んだ中庭は狹いながらに非常に靜かであつた。
— 若山牧水 『鳳來寺紀行』 青空文庫
社のある山の径三町ばかり全山樹をもって蔽われ、まことに神威灼然たりしに、例の基本財産作るとて大部分の冬青林を伐り尽させ、神池にその木を浸して鳥黐を作らしむ。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
作例 · 標準
冬の庭は、冬青(そよご)の鮮やかな赤い実で飾られていた。
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彼女は、冬青(そよご)の光沢のある緑の葉を賞賛した。
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冬青(そよご)は、他の枝がまばらな庭に彩りを添えた。
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