弐
に
名詞
標準
文例 · 用例
まさか、いい旦那がついたから、とも思いませんが、私は花江さんの通帳に弐百円とか参百円とかのハンコを押すたんびに、なんだか胸がどきどきして顔があからむのです。
— 太宰治 『トカトントン』 青空文庫
弐唱 段数|漸減の法 だんだん下に落ちて行く。
— ――(生れて、すみません。) 『二十世紀旗手』 青空文庫
行かなきやならんのではあるけれど、と云つて取り敢ず、俺には大変な犠牲である弐拾円を今朝出したんだ。
— 平出修 『公判』 青空文庫
あの弐十円さへあれば、二十箇以上を買ひ得るのだ。
— 平出修 『公判』 青空文庫
弐、大正 そこは貧乏たらしくごみごみとして、しかも不思議にうつりかわりの尠い、古手拭のように無気力な町であった。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
運賃弐円とは馬鹿々々しけれど致し方もなし。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
会費は年末賞与の三プロセント、但し賞与なかりし者は金弐円也とあった。
— 寺田寅彦 『枯菊の影』 青空文庫
」 東京――(壱)――芸学校の教授にして、(弐)――術院の委員、審査員、として、玄武青竜はいざ知らず、斯界の虎!
— ――(前題――楊弓) 『ピストルの使い方』 青空文庫