百聞
ひゃくぶん
名詞頻度ランク #33859 · 青空 16 例
標準
hearing many times
文例 · 用例
これは十目の見るところ、百聞、万犬の実、その夜も、かれは、きゅっと口一文字かたく結んで、腕組みのまま長考一番、やおら御異見開陳、言われるには、――おまえは、楯に両面あることを忘れてはいけません。
— 太宰治 『創生記』 青空文庫
併し古い言葉だが百聞一見に如かず。
— 戸川秋骨 『道學先生の旅』 青空文庫
私の蒙古に就ての予備知識はこんなに乏しいのであるが、一部の地方にせよ実際の風土に接して見ると、百聞よりも一見の感得の確実さが喜ばれ、また之に由つて外蒙古の事情も大いに想像の根拠が得られる。
— 附 満蒙の歌 『満蒙遊記』 青空文庫
採蜂ハイキングというのは一体どんなことをやるのかと問うて斜酣が説明するところを聞くと、一見は百聞に勝るというから、細かなことは現地において実演してみせるが、要するに蜂の子を採って、それを酒の肴にすることだ。
— 佐藤垢石 『採峰徘菌愚』 青空文庫
二十万円ちかい大穴だの、八百長|紛擾、焼打、そうかと思うと女子競輪などゝ殺気の中に色気まであり、百聞は一見に如かずと食指をうごかしていたが、伊豆の辺地に住んで汽車旅行がキライときているから、生来の弥次馬根性にもかかわらず、出足がおくれたのである。
— 今日われ競輪す 『安吾巷談』 青空文庫
百聞は一見に如かずですよ」 科学者が説明ぬきでこう言うのだから面白い。
— 消え失せた沙漠――大島の巻―― 『安吾の新日本地理』 青空文庫
「百聞一見にしかずと申せば……」「残念、拙者|盲目でのう」「ナール」「とはいえ拙者見えまする!
— 国枝史郎 『あさひの鎧』 青空文庫
周流して形勢を究めよ、一見は百聞に超ゆ。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫
作例 · 標準
彼の噂は百聞していたが、実際に会ってみると想像以上に物静かな人だった。
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百聞に及ぶ説明よりも、一回のデモンストレーションの方が遥かに理解が早い。
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旅の素晴らしさは百聞して知っているつもりだが、やはり自分で行ってみたい。
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