ぽつ
ぽつ
名詞
標準
dot
文例 · 用例
たつたそれつぽつちのものが無暗に異様に思ひ出されて、その後それはどうなつたか、今でも物置小屋の隅でも探せば抛り込んであるのではないか、さしあたり今度帰省した時には、母にでも訊いてみようと、突嗟には思つたりする、――が、なに、それほど殊勝でもなんでもない。
— ――世の母びと達に捧ぐ―― 『一つの境涯』 青空文庫
けれども、下宿の部屋で、ひとりぽつんと坐つてみてやつぱり東京にゐるやうな氣がしない。
— 太宰治 『九月十月十一月』 青空文庫
お銚子の底くらゐの大きい深い穴が腰にぽつかりできてしまつたのです。
— 太宰治 『知らない人』 青空文庫
」お婆さんは、ぽつんと言つた。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
そんなに美人でもないが色白くぽつちやりして、少し蓮葉なくらゐいつも陽氣に笑つてはしやいでゐる。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
輕快に喉をくすぐりながら通過して、體内にぽつと灯りがともつたやうな嬉しい氣持になる。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
私が、矢立の筆を動かしていると、主人はそこらに転がっていた出来損じの新らしい灰吹を持って来て巻煙草を燻らしながら、ぽつぽつ話をする。
— 岡本かの子 『東海道五十三次』 青空文庫
蟹の子供らもぽつぽつぽつとつゞけて五六粒泡を吐きました。
— 宮沢賢治 『やまなし』 青空文庫
作例 · 標準
紙に鉛筆で小さなぽつを描いた。
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彼のスピーチは、いくつかの重要なぽつを強調していた。
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地図上の赤いぽつは、私たちの現在地を示している。
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