山立
やまだち
名詞
標準
文例 · 用例
その歌は、「この路に錦|斑らの虫あらば、山立姫に告ひて取らせん」。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
あくまたちは赤斑なるべく、山なし姫は、山立ひめなるべし。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
その歌は「この路に錦斑の虫あらば、山立ち姫に告げて取らせん」。
— 猪に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
蛇多き所は三里も五里も守りを受けに来るとの事なり、奇というべしといえり、さてかの歌は、その守りなるべし、あくまたちは赤斑なるべく、山なし姫は山立ち姫なるべし、野猪をいうとなん、野猪は蛇を好んで食う、殊に蝮を好む由なり」とある。
— 猪に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
右の歌を解するに、強ちにアクマタチを赤斑、山なしを山立と説くを要せず。
— 猪に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
この蝮も倒れた時茅の幼芽が立って傷つけたから、山にあって人や畜生の身に立ち困らせる、刺が立つの意で茅を山立ち姫と呼び、人を蝮が咬まば茅に告げて蛇の身に立たしむるぞと脅した歌の心でなかろうか。
— 猪に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
神代に萱野姫など茅を神とした例もあれば、もと茅を山立姫というに、それより茅中に住んで茅同然に蛇が怖るる野猪をも山立姫といったと考える。
— 猪に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
何とかいう芝居小屋の前に来たら役者に贈った幟が沢山立って居た。
— 正岡子規 『車上の春光』 青空文庫