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斑雪

まだらゆき異読 はだれゆき・はだらゆき
名詞
1
標準
lingering patches of snow
文例 · 用例
峡野早春夜見来の川のくらくして、  斑雪しづかにけむりだつ。
宮沢賢治 文語詩稿 一百篇 青空文庫
柔かさ、かがやかさ、尾は立てぬ、斑雪矢羽根、鳩なり、よき紫、閑かさや、そのかたち、水の輪の紋織や、嘴を、嘴を、嘴をふれ、聴くともなし、春雷。
北原白秋 海豹と雲 青空文庫
野と丘と白樺の林と斑雪の長尺フィルムだった。
踊る地平線 踊る地平線 青空文庫
それは浦塩附近に初めて雪の降った晩で、あの屋根の白い斑雪もその時に積んだまんまなのよ。
夢野久作 支那米の袋 青空文庫
○御食むかふ南淵山の巌には落れる斑雪か消え残りたる 〔巻九・一七〇九〕 柿本人麿歌集 弓削皇子に献った歌一首という題があり、人麿歌集所出の歌である。
斎藤茂吉 万葉秀歌 青空文庫
「巌には」の「には」、「降れる斑雪か」の「か」のあたりに、微かに息を休めてしずかな感情を湛え、結句の、「消え残りたる」は、迫らない静かなゆらぎを持った句で、清厳の気は大体ここに発している。
斎藤茂吉 万葉秀歌 青空文庫
明の乗った信越線の汽車が桑畑のおおい上州を過ぎて、いよいよ信州へはいると、急にまだ冬枯れたままの、山陰などには斑雪の残っている、いかにも山国らしい景色に変り出した。
堀辰雄 菜穂子 青空文庫
一九四一年十二月四日、奈良ホテルにて斑雪「冬になって、雪がふったら、すぐ知らせて下さい。
堀辰雄 大和路・信濃路 青空文庫
作例 · 標準
春の訪れとともに、山肌には斑雪が残っていた。
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斑雪の残る景色は、冬と春が混じり合う美しさがある。
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日当たりの悪い場所には、GWになってもまだ斑雪が見られた。
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