氏上
うじのかみ
名詞
標準
head of a clan
文例 · 用例
そして、氏中最も正系に属する人を氏上と称して尊信し、他を氏人と言つたのである。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
小氏にも氏上があり、その小氏を統一して、その小氏全体は、本家である大氏の氏上を尊敬した。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
そして、氏上の先祖を祀つて、事ある毎に参拝した。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
此式では、まづ天皇よりの詔詞があり、此に対して、群臣中の、二三の大きな家の氏上が、全体を代表して出て(元は、家々で出たものである)、今年も俺に服従しろ、といふ意味の御言葉に対して、叛かぬといふ事を申し上げる。
— 折口信夫 『呪詞及び祝詞』 青空文庫
氏上として諷誦の責任のあつた前代の奏寿其他の天子を対象とする呪言、氏人に宣る神言などは、新作を以てする様になつても、特別の心構へを以てせねばならなかつた。
— 万葉集以後の歌風の見わたし 『短歌本質成立の時代』 青空文庫
天子・皇親に対しての呪言の系統なる「ほぎ歌」を予め作つたのは、氏上としての古い神秘を忘れなかつたからである。
— 万葉集以後の歌風の見わたし 『短歌本質成立の時代』 青空文庫
出雲国造は親任の時二度、中臣は即位の時一度だけであつたが、氏上の賀正事になると毎年あつた。
— 折口信夫 『若水の話』 青空文庫
正月の賀正事にも、氏上はほを奉つて寿する。
— 折口信夫 『若水の話』 青空文庫
作例 · 標準
例句