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畑作り

はたけづくり
名詞
1
標準
文例 · 用例
四月になって、私とお母さまがお縁側で編物をしながら、二人の話題は、たいてい畑作りの計画であった。
太宰治 斜陽 青空文庫
庭の畑作りは母の為事であり、彼等は畑を踏み荒すからである。
島木健作 黒猫 青空文庫
こゝの人々――家主の方々、殊に隣家の主人――は畑作りが好きで、閑さへあれば土いぢりをしてゐる、見てゐて、いかにも幸福らしく、事実また幸福であるに違ひない、趣味即仕事といふよりも仕事即趣味だから一層好ましい。
種田山頭火 行乞記 青空文庫
樹明君が畑を中耕してくれた(君は病人であることを忘れてはならない、そして畑作りの私が中耕を御存じなかつたことも忘れてはならない)、中耕、中耕、なるほどさうか!
種田山頭火 其中日記 青空文庫
家族のものは継母おまんをはじめ、宗太夫婦は裏二階に住み込み、野菜畑作りのために下男の佐吉一人を残して、下女お徳に暇を出すという相談も起こって来た。
第二部下 夜明け前 青空文庫
その一人がともかく畑作りを着手した丈プラスです。
一九四四年(昭和十九年) 獄中への手紙 青空文庫
畑作りのものではなく、庭前のものではあつても、なるほどこれにまがきを結ひめぐらすわけにはいくまい。
三好達治 ケシの花 青空文庫
……洲股城へ移ってからでも、お城には広い地がありますから、畑作りは止めないで、よけい精出していたしましょう」「ホ、ホホホホ」 老母は、土に汚れた手の甲を、口へあてて、「そなたも、藤吉郎と同じように如才がないの。
第三分冊 新書太閤記 青空文庫