名策
めいさく
名詞
標準
文例 · 用例
今は蝦夷をも幕府の直轄に帰し、頻りに防禦に余念なきも、さりとて名策あるにあらず。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫
なにかいい名策はないか!
— 吉川英治 『神州天馬侠』 青空文庫
さア、おもしろいのはここの細工で、そのさきにわれわれが浜松城へまいって、なにかのことを教えてやったら、あのずるい家康も、眼をほそめて、うれしがるにきまッております」「名策!
— 吉川英治 『神州天馬侠』 青空文庫
……軍師、なんぞご名策はありませんか」 呉用は、さっきから、※を撫して、そばで聞いていたが、「ともあれ、当ってみましょう。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
「名策である」 夕菴は、嘆声に似た声で、こう彼の機智を賞めたたえたが、信長はすこしも歓ばない顔していた。
— 第四分冊 『新書太閤記』 青空文庫
官兵衛、何ぞ名策はないか」「きのうも今日も、前線をめぐり歩き、敵城の位置、四囲の地勢をつらつら見ますに、ここで乾坤一擲という大策は、ただ一つしかありません」「高松の陥ちるか否かは、敵にとっても、味方にとっても、ただ一城を争うだけの問題ではない。
— 第七分冊 『新書太閤記』 青空文庫
わかったか」「わかりました」「どうだ、諸君」「ご名策です」 幕僚は、その場で皆、喪章をつけた。
— 群星の巻 『三国志』 青空文庫
曹操はすっかり兜をぬいで、速戦即決に出たいにも名策はないし持久を計るには兵糧がない。
— 孔明の巻 『三国志』 青空文庫