月足らず
つきたらず
名詞
標準
premature birth
文例 · 用例
」「十七だか十八だか、私月足らずの十一月生まれだから。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
産気づいたのだと、他吉にもわかり、路地へ戻って、羅宇しかえ屋のお内儀の手を借りて、初枝を寝かすなり、直ぐ飛んで行って産婆を自身乗せて来たので、月足らずだったが、子供は助かり、その代り初枝はとられた。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
いわゆる月足らずで、世間にありがちな生れだったけれど、よりによって生れる十月ほど前、落語家の父が九州巡業に出かけて、一月あまり家をあけていたことがあり、普通に日を繰ってみて、その留守中につくった子ではないかと、疑えば疑えぬこともない。
— 織田作之助 『アド・バルーン』 青空文庫
もう、二ヶ月足らずと云ふもの、完全な女のからだにも觸れたことがない。
— 發展 『泡鳴五部作』 青空文庫
産気づいたのだと、他吉にもわかり、初枝を寝かすなり、すぐ飛んで行って、産婆を自身乗せて来たので、月足らずだったが、子供は助かり、その代り初枝はとられた。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
最後にその三人の従姉妹が、頭のもの、帯一本、指環を一ツ売ったという、二十円|余二月足らずの学資を達引いてくれたまでで、あわれ一|人は目を煩い、一人は気が狂ったようになり、いま一人は人に連れられて北海道に渡ったという、音信があって、それなりけり。
— 泉鏡花 『湯島詣』 青空文庫
最後に、本人はまだ知らずにいるが、細君はあの事件に証人としてよばれるやら何やらで胆をつぶして月足らずで流産し、彼の空想の楽しい糧であった愛子は、闇から闇に葬られている。
— 平林初之輔 『犠牲者』 青空文庫
もっとも実父の話によりますと、私が生まれました当時は六百|匁あるかなしの、普通よりもズット小さな、月足らずみたような虚弱な赤ん坊だったと申しますが、それが五ツ六ツの頃からグングン伸び始めました。
— 夢野久作 『少女地獄』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は月足らずで生まれたが、今では元気に成長している。
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友人の赤ちゃんは月足らずで生まれたので、しばらく入院が必要だった。
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月足らずの出産は、両親にとって心配の種となることが多い。
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