例に無く
れいになく
副詞
標準
contrary to one's habit
文例 · 用例
わたしは斯んな事で産前十日程から不安に襲はれ、体の苦痛に苛まれて、神経が例に無くひどく昂つて居た。
— 与謝野晶子 『産褥の記』 青空文庫
余は例に無く乗地になって引受けた。
— 徳冨健次郎 『みみずのたはこと』 青空文庫
すると、あのおさかなのしっぽは、きれいになくなっていて、わかいむすめだけしかないような、それはそれはかわいらしい、まっ白な二本の足とかわっているのが、目にはいりました。
— DEN LILLE HAVFRUE 『人魚のひいさま』 青空文庫
」と思ってよく見ますと、さっきまであれほどみごとになっていた柿がきれいになくなって、青い青いしぶ柿ばかりが残っていました。
— 楠山正雄 『猿かに合戦』 青空文庫
これで、たれか心のいい妖女が、この御殿のあるじなのだとおもって、窓からそとをふとのぞきますと、ゆうべの雪がきれいになくなって、花でおおわれたあずまやのある、きれいな花園になっているので、いよいよそれにそういないとおもいました。
— ヴィルヌーヴ夫人 Madame de Villeneuve 『ラ・ベルとラ・ベート(美し姫と怪獣)』 青空文庫
その日は最初れいになく御きげんのていでござりまして、小谷のころのこと、長政公のおんこと、そのほかいろ/\古いことをおもい出されておきかせ下さいましたついでに、ひとゝせ佐和やまのおしろにおいてのぶなが公とながまさ公と初めて御たいめんなされたおりのおものがたりがござりました。
— 谷崎潤一郎 『盲目物語』 青空文庫
作例 · 標準
いつもは朝寝坊の彼が、例に無く早起きしてジョギングに出かけた。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
普段は無口な父が、その日に限って例に無く上機嫌でよく喋った。
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甘いものを滅多に食べない彼女が、例に無くケーキをおかわりしていたので驚いた。
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