もそり
もそり異読 モソリ
副詞副詞-と
標準
slowly
文例 · 用例
けれどもそりぁ、医者とはちがわぁね。
— 郷土喜劇 『植物医師』 青空文庫
」「可いさ、俺もそりや何方だツて可いさ。
— 三島霜川 『青い顏』 青空文庫
微笑みながら擦り寄るたびに、たじたじと退って、やがて次の間へ、もそりと出る。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
」 と両手で控帳の端を取って、斜めに見せると、楷書で細字に認めたのが、輝くごとく、もそりと出した源助の顔に赫ッと照って見えたのは、朱で濃く、一面の文字である。
— 泉鏡花 『朱日記』 青空文庫
大きな蜘蛛が下りたように、行燈の前へ、もそりと出て、蚊帳の前をスーと通る。
— 泉鏡花 『吉原新話』 青空文庫
」どろぼうは、もそりと言った。
— 太宰治 『春の盗賊』 青空文庫
この先、すら/\と事が運ぶと思ってもそりゃ危いものだよ。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
「ほ、ほ、ほ、相変らず可愛ゆい娘でございますね」 だが荘子はまたそれに重ねて笑う気持にもなれず、相変らず不味そうにもそりもそり夜食の箸を動かして居る。
— 岡本かの子 『荘子』 青空文庫
作例 · 標準
布団の中から、もそりと起き上がって時計を確認したが、まだ夜明け前だった。
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大きなカメが土の中からもそりと顔を出し、ゆっくりと歩き始めた。
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暗闇の中でもそりと何かが動く気配がして、思わず背筋が凍りついた。
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