異事
ことごと
名詞
標準
文例 · 用例
……見えたら異事じゃぞよ、異事じゃぞよ、の。
— 泉鏡花 『吉原新話』 青空文庫
発塚異事 三国の呉の孫休のときに、一人の戍将が広陵を守っていたが、城の修繕をするために付近の古い塚を掘りかえして石の板をあつめた。
— 捜神記(六朝) 『中国怪奇小説集』 青空文庫
インド、エジプト等の諸国に至っては、バートンの『千一夜譚』や仏教の律蔵、ラメーレス訳『愛天経』等を見て一斑を覗わるるごとく、外貌天性とも男女いずれと別らぬ者充満し、対角線を引いたごとく入り乱れて行なうから奇々怪々の異事最も多い。
— 猪に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
それはワーナー調査団一行の遭難事件と、大西洋海底における怪異事件に関するものであった。
— 海野十三(丘丘十郎) 『地球発狂事件』 青空文庫
と言ふことは、釋迦三尊においても、阿彌陀像の場合のやうに、やはり拜まれた場合の印象が、さうした特異事情を釀し出したのではなからうか。
— 釈迢空 『山越しの彌陀』 青空文庫
と言ふことは、釈迦三尊においても、阿弥陀像の場合のやうに、やはり拝まれた場合の印象が、さうした特異事情を醸し出したのではなからうか。
— 折口信夫 『山越しの阿弥陀像の画因』 青空文庫
と言うことは、釈迦三尊においても、阿弥陀像の場合のように、やはり拝まれた場合の印象が、そうした特異事情を醸し出したのではなかろうか。
— 折口信夫 『山越しの阿弥陀像の画因』 青空文庫
その例を擧げて、宋代に出來た太平廣記は太平御覽から別出して異事のみを書いたものであるから、之を解題するにはそのことを書けばよい。
— 内藤湖南 『支那目録學』 青空文庫