脱げる
ぬげる
動詞-一段動詞-自動詞
標準
to come off
文例 · 用例
よく覺えては居ないが、玄關へ掛ると、出迎へた……お太鼓に結んだ女中が跪いて――ヌイと突出した大學生の靴を脱がしたが、べこぼこんと弛んで、其癖、硬いのがごそりと脱げると……靴下ならまだ可い「何、體裁なんぞ、そんな事。
— 泉鏡太郎 『麻を刈る』 青空文庫
すると、帽子が脱げるときのように、お椀の形をした頭蓋が、医師の手許の方へ開いた。
— 海野十三 『人体解剖を看るの記』 青空文庫
兵隊さんよ、あゝ、私は――たわごとそらごと、まことあるなし、――脱皮作用、酔ふぱらふごとに一皮脱ぐことは――一皮脱げることは事実である、酒は毒薬でもあり良薬でもある!
— 種田山頭火 『一草庵日記』 青空文庫
間もなくそこから母指がポロリと脱げるに相違ない。
— 国枝史郎 『神州纐纈城』 青空文庫
」「脱げるものはみんな脱いでください」「医者にみせたんですが、医者のいふことがどうもあてにならんのです。
— 岸田國士 『髪の毛と花びら』 青空文庫
なんでもいゝ、おれは上州の生れじやないが、人間、人前であつさり兜が脱げるようなら、まずつき合えるとみてるよ。
— 岸田國士 『この握りめし』 青空文庫
「ところが、あの足跡は足袋を穿いた新しい草鞋ですが、宗次郎は足袋を穿かないし、草鞋もきれかゝつて長刀になつて居たといふことですよ」「足袋は穿いても脱げるぜ。
— 歎きの幽澤 『錢形平次捕物控』 青空文庫
「三輪車の止め方も、教えてあげたわ」「覚えてます」「靴で路面をこすって止まろうとすると、靴が脱げるのよ」「あの三輪車は、いまでも物置のなかにあります」「もう高校生になったのね」「そうです」「早いわ。
— 片岡義男 『東京青年』 青空文庫
作例 · 標準
急いでいたので、靴が脱げそうになった。
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サイズの合わない帽子は、風が吹くとすぐに脱げてしまう。
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彼女は舞台で緊張のあまり、グローブが片方脱げているのに気づかなかった。
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