平気の平左
へいきのへいざ
表現名詞-の形容詞
標準
quite unconcerned
文例 · 用例
汗は滝のように流れるけれども、そんなことは平気の平左、グングン先に立つ馬車を追越すこと前後合計五台。
— 井沢衣水 『本州横断 痛快徒歩旅行』 青空文庫
奥から出て来た後家さんは、浴衣を両方の肩へまくり上げて、黒光りする右の手でランプを……左手に団扇を持っていたが、上り框に仁王立ちに突立ったまま、平気の平左で三人の青年を見下した。
— 夢野久作 『いなか、の、じけん』 青空文庫
――ホントウの悪魔とは、自分を悪魔と思っていない人間を指して云うのである――自分では夢にも気付かないまんまに、他人の幸福や生命をあらゆる残忍な方法で否定しながら、平気の平左で白昼の大道を濶歩して行くものが、ホントウの悪魔でなければならぬ。
— 夢野久作 『鉄鎚』 青空文庫
嬢様の聟君どころか、最う既に社会に落第して居るのだが、忌がられやうが棄てられやうが一向係はず平気の平左で面の皮を厚くして居るのが恐ろしい。
— 内田魯庵 『犬物語』 青空文庫
◇天下を取る頭も力も無く、只その日その日の趣味的生活を貪って、誰が天下を取ろうが、政治をしようが平気の平左である。
— 夢野久作 『街頭から見た新東京の裏面』 青空文庫
「中隊長どの、平気の平左であります……」 タダダダーン。
— 海野十三 『空襲警報』 青空文庫
解いて行くにつれ、生々しい血潮のしみがあらわれましたので京山は妙な気分になりましたが、仙波は平気の平左で手ぎわよくあしらって行きました。
— 小酒井不木 『稀有の犯罪』 青空文庫
四 腸管拷問法に対して平気の平左衛門で居た人間というのは、三十前後の男でした。
— 小酒井不木 『三つの痣』 青空文庫
作例 · 標準
みんなが試験の結果を心配している中、彼だけは平気の平左で鼻歌を歌っている。
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会社が倒産するかもしれないという噂が流れても、社長は平気の平左を装っていた。
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どんなに嫌味を言われても、彼女は平気の平左で受け流す強さを持っている。
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