幻辞.com

名詞
1
標準
文例 · 用例
ああ この道徳の人を知らない晝頃になつて村に行きあなたは農家の廚に坐るでせう。
萩原朔太郎 定本青猫 青空文庫
きざなようですけれども、(ふところから、手拭いに包んだ出刃丁を出し、畳の上に置いて、薄笑いして)今夜は、こういうものを持って来ました。
―――三幕 冬の花火 青空文庫
(出刃丁をちょっと持ち上げて見せて、軽く畳の上に投げ出し)これが見えませんか。
―――三幕 冬の花火 青空文庫
(急にはにかみ、畳の上の出刃丁をそそくさと懐にしまいこみ)失礼しました。
―――三幕 冬の花火 青空文庫
(清蔵に抱きつくようにして、清蔵のふところをさぐり、出刃丁を取り出し、逆手に持って清蔵の胸を刺さんとする)(清蔵)(間一髪にその手をとらえ)何をなさる。
―――三幕 冬の花火 青空文庫
丁を取り上げ、あさを蹴倒し、外にのがれ出る。
―――三幕 冬の花火 青空文庫
亭主はいそがしそうに狭い部屋を歩きまわり、仏壇の戸びらの片方はずれているのを引きむしり、菜切丁で打ち割って、七輪にくべてお茶をわかし、先刻窓から顔を出していた子供はと見れば、いつの間にか部屋の隅の一枚蒲団にこぶ巻になって寝ている。
太宰治 新釈諸国噺 青空文庫
」 店では小僧がひとり、肉切|丁をといでいる。
太宰治 犯人 青空文庫