言々句々
げんげんくく
名詞
標準
every single word and phrase
文例 · 用例
』 兒玉の言々句々、肺腑より出で、其顏には熱誠の色動いて居るのを見て、人々は流石に耳を傾むけて謹聽するやうになつた。
— 国木田独歩 『日の出』 青空文庫
それほど私はあのお便りの言々句々が好きなのである。
— 太宰治 『散華』 青空文庫
ね、つらいだろうがここはひとふンばりして、もとどおり陽気に元気にいきいきとやってくれたまえ、たのむ」 連盟の危機をうれい、富士男を鼓舞するゴルドンの言々句々は、せつせつとして胸にせまる、富士男は感激にぬれた眼をあげた。
— 佐藤紅緑 『少年連盟』 青空文庫
読みあげる言々句々は状景となって動いていた。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
聞き澄ましていた範之丞は、熱を持った熊太郎の言々句々に、若い、純な、血に燃え易い心を、燃やしたかぶらせ膝進ませたが、「その陰謀と仰せられるは?
— 国枝史郎 『血煙天明陣』 青空文庫
女主人は顔で若奴の坐している長火鉢の横を示しながら、「ようここへお園さんと二人で並んで私とこのとおりに話してはりましたがな、家でもお園さんとよう泊まりやはった」 彼女の語ることは向うではその心でなくても言々句々縦横無尽に私の肺腑を刺した。
— 近松秋江 『霜凍る宵』 青空文庫
一挙一動、言々句々、ケチならざるはない。
— 人生オペラ 第二回 『吝嗇神の宿』 青空文庫
入鹿蝦夷が殺される皇極天皇の四年間だけでなく、その前代の欽明天皇の後期ごろから、何千語あるのか何方語あるのか知らないが、夥しく言葉を費して、なんとまア狂躁にみちた言々句々を重ねているのでしょうね。
— 飛鳥の幻――吉野・大和の巻―― 『安吾の新日本地理』 青空文庫
作例 · 標準
校正者は、言々句々に至るまで徹底的にチェックし、誤字脱字を一切許さない。
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「この契約書は重要だから、言々句々漏らさず読み合わせをしましょう」
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言々句々に宿る作者のこだわりを読み解くことが、読書の醍醐味である。
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