小アジア
しょうアジア
名詞
標準
Asia Minor
文例 · 用例
小アジアのユールーク人が熊や羚羊の飲んだ跡の水を文明人が飲むと自分らごとき蛮民になると信ずるごとく(一八九一年板、ガーネットの『土耳其女および風俗』二巻二一三頁)、鼠の残食を参れば鼠の性を受くると信じたのだ。
— 鼠に関する民俗と信念 『十二支考』 青空文庫
その途中小アジアのなにがしといふ市に近く来かかると、大王はいつだつたかこの市が自分に弓を引いたことがあるのを思ひ出して、その時の意趣がへしに市をこつぴどく叩き毀してやらうと肚をきめてゐた。
— 初出未詳 『茶話』 青空文庫
さうとは存ぜず私は王様の力で、あの小アジアの市を木端微塵に叩き毀していただきたいと存じ、それをお願ひに上つたのでござりますが、お言葉を承はつてみればそれも致方のないこと、早速|生命冥加な市に告げ知らせるでござりませう。
— 初出未詳 『茶話』 青空文庫
ペリクレス(Perikles)の師であったアナキサゴラス(Anaxagoras)は紀元前約五〇〇年に小アジアで生れ、ペルシア戦争後アテンに移った人であるが、彼は以上の考えを宇宙全体に適用し、すなわち、宇宙の永遠不滅を唱道した。
— スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 『宇宙の始まり』 青空文庫
かくて一二九二年にマルコ・ポーロ等の一行は、福建の泉州から船出して、印度洋ペルシア灣を經て、首尾よくペルシアの王廷に元の皇女を送り屆けた後ち、自分等は陸路小アジアを經て一二九五年に丁度足掛け二十五年目に故郷のベニスに歸着した。
— 桑原隲藏 『東西交通史上より觀たる日本の開發』 青空文庫
聖ニコラウスはミーラ(小アジアのリキアにあり)の僧正なり、傳へ曰ふ、嘗て人あり貧困のためにその三人の女を賣らんとす、ニコラウスこれを聞きてひそかに財嚢をその家の窓より投げ入れかの女子等なして汚辱の生涯を免れしむと三七―三九【報酬】かの靈のために世の善人の祈りを請ふこと四〇―四二【慰】善人の祈り。
— LA DIVINA COMMEDIA 『神曲』 青空文庫
フリードリヒ・バルバロッサは第三十字軍に參加して小アジアの或る河で溺死したことに歴史の上ではなつてるけれども、ドイツ人は、今も此の城の下に皇帝は眠つてゐて、ドイツが再び昔日の光榮を恢復する日を待つてるのだと信じてゐる。
— 野上豐一郎 『キフホイザー』 青空文庫
クラースノヤルスク(午後三時頃)二十五分間停車、ラフカ〔小売店〕に、小アジアから来た細長いブドーあり。
— 一九二七年(昭和二年) 『日記』 青空文庫
作例 · 標準
古代ギリシャの都市国家は、エーゲ海を挟んで小アジア沿岸にも広がっていた。
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小アジアの荒野を旅しながら、彼は失われた文明の遺跡を調査した。
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十字軍の遠征路となった小アジアは、東西の文化が激しく交差する地点だった。
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