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玉杯

ぎょくはい
名詞
1
標準
jade cup
文例 · 用例
あるだけの酒をのんで、人の子よ、憎悪を消せ消せ消せ、ってね、むかしペルシャのね、まあよそう、悲しみ疲れたるハートに希望を持ち来すは、ただ微醺をもたらす玉杯なれ、ってね。
太宰治 人間失格 青空文庫
王之を痛み、大きな冢を作つて金鼎玉杯銀樽等の寳と共に葬むり、又呉の市中に白鶴を舞はし萬民が觀に來たところ、其男女をして鶴と共に冢の門に入らしめ機を發して掩殺した。
南方熊楠 人柱の話 青空文庫
ああ玉杯に花うけて、緑酒に月の影やどし、治安の夢にふけりたる、栄華の巷低く見て、向ヶ岡にそそり立つ、五寮の健児意気高し。
佐藤紅緑 ああ玉杯に花うけて 青空文庫
「ああ玉杯に花うけて、緑酒に月の影やどし、治安の夢にふけりたる、栄華の巷低く見て……」 読者諸君、回数にかぎりあり、この物語はこれにて擱筆します。
佐藤紅緑 ああ玉杯に花うけて 青空文庫
青木千三と柳光一はどの室の窓からその元気のいい顔をだしてどんな声で玉杯をうたったか。
佐藤紅緑 ああ玉杯に花うけて 青空文庫
換言すれば彼は唯、当代のキヤバリオルが、其玉杯緑酒と共に重じたる無意味なる礼儀三千を縦横に、蹂躙し去りたるに過ぎざる也。
芥川龍之介 木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌) 青空文庫
玉杯を作るも可なり。
徳富蘇峰 将来の日本 青空文庫
雪をもあざむくふくよかな楊貴妃の指先に、危げなハンドルを握られて、その繊細であでやかな唇に玉杯を運ぶ、世に謂う盛盞瓶なるものはまさにこれ……と言っても、誰もまさかとは言うまい。
北大路魯山人 古器観道楽 青空文庫