夜露
よつゆ異読 やろ
名詞
標準
evening dew
文例 · 用例
郊外の道が、シツトリ夜露に湿つてゐた。
— 中原中也 『我が生活』 青空文庫
夜露にしめつた秋草の葉は月の光で青白くキラキラ光つて居た。
— 太宰治 『地図』 青空文庫
陳と山崎は、暗い夜露のおりた芝生の上に立ってそれを見ていた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
交代した歩哨は、寝不足と夜露で蒼くなって、宿舎へ這入ってきた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
ただ妄想という怪獣の餌食となりたくないためばかりに、私はここへ逃げ出して来て、少々身体には毒な夜露に打たれるのである。
— 梶井基次郎 『交尾』 青空文庫
お柳は男の背に手をのせて、弱いものいいながら遠慮気なく、「あら、しっとりしてるわ、夜露が酷いんだよ。
— 泉鏡花 『木精(三尺角拾遺)』 青空文庫
かく思ひめぐらして彼れは夜露にしとつた肩をたゝきながら、船橋の方を見返った。
— 有島武郎 『潮霧』 青空文庫
海士も簑きる時雨かな、潮の※は浴びながら、夜露や厭う、ともの優しく、よろけた松に小綱を控え、女男の波の姿に拡げて、すらすらと乾した網を敷寝に、舳の口がすやすやと、見果てぬ夢の岩枕。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
作例 · 標準
涼しい秋の夜には、草木に夜露が降りる。
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夜露に濡れた蜘蛛の巣が、月の光にきらめいていた。
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朝日を浴びて、夜露の玉が葉の上で宝石のように輝いていた。
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