径十
けいじゅう
名詞
標準
文例 · 用例
吐いてみたら黒い血が泥だらけの床の上に直径十センチくらいの円形を染めた。
— 寺田寅彦 『病中記』 青空文庫
実はこのオレにはスクエアー・アレルギーというかなんというか、まともな大会社および裕福な家庭の半径十メートル以内に近づくと全身が硬直し、舌はもつれ耳はうなり、おまけに動揺を隠そうとする余り三白眼のつっぱり高校生のごとき喧嘩腰をとってしまうという困った症状がある。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
3.朱のMen.朱色の人面の凧、その大きなるは直径十尺を超ゆ。
— 北原白秋 『思ひ出 抒情小曲集』 青空文庫
」「直径十間はございましょう」「直径十間?
— 国枝史郎 『神州纐纈城』 青空文庫
ことにブラックプウルのアリス・バアナム殺しの時の浴槽を測ってみると、薤形になっているその狭いほうの端が径十一インチ、広い方は十九インチある。
— 牧逸馬 『浴槽の花嫁』 青空文庫
その中央に、大理石で張りめぐらされた直径十メートルの円形のプールが作ってあった。
— 海野十三 『蠅男』 青空文庫
道路をつきぬけて破裂した敵弾は、径十センチばかりの水道鉄管をふきあげ、それが路上に電柱の如く突っ立ち、あたりは水にて池の如し、という。
— 海野十三 『海野十三敗戦日記』 青空文庫
直径十億光年の大宇宙の中には、地球と似た遊星も相当たくさんあるにちがいないし、従ってその住民がやはり電波通信を行っているだろうし、そうだとすればその通信をとらえる可能性はあるはずだと考えていた。
— 海野十三 『霊魂第十号の秘密』 青空文庫