怪絶
かいぜつ
名詞
標準
文例 · 用例
異様といおうか怪絶といおうか、ただもう妖しいながめであった。
— 林不忘 『つづれ烏羽玉』 青空文庫
上野の杜では、すでにオナジミの極めてありふれた日本の一現象にすぎないのかも知れないが、センバン工王子君五郎という、決して女性的ではなく、むしろズングリと節くれた彼氏を知る私にとって、この出現が奇絶怪絶、度胆をぬかれる性質のものであったことは、同情していたゞかなければならない。
— 坂口安吾 『日月様』 青空文庫
その発案が一つ一つ、奇想天外で、奇絶怪絶で、もう間違いなく会員達を喜ばせるのでした。
— 江戸川乱歩 『覆面の舞踏者』 青空文庫
凄絶、惨絶、奇絶、怪絶、おそらくは観客諸君の夢にも想像されぬところでござりましょう」 ひげの猛獣使いは、何かしらわけのわからぬことを口走った。
— 江戸川乱歩 『人間豹』 青空文庫
凄絶、惨絶、奇絶、怪絶、おそらくは観客諸君の夢にも想像されぬところでござりましょう」 何かそんなふうな意味のとれない奇怪|至極の文句があったのを思い出した。
— 江戸川乱歩 『人間豹』 青空文庫