草の葉
くさのは
名詞
標準
blade of grass
文例 · 用例
かの、君が幼な時汽車で通りかゝつた小山の裾の、春雨に打たれてゐたどす黒い草の葉などを、また窓の下で打返してゐた海の波などを…… ※ 実生活は論理的にやるべきだ!
— ―― a Cobayashi 『Me Voila』 青空文庫
夕立や草葉を掴む群雀 急の夕立に打たれて、翼を濡らした雀たちが、飛ぼうとして飛び得ず、麦の穂や草の葉を掴んでまごついているのである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
夜露にしめつた秋草の葉は月の光で青白くキラキラ光つて居た。
— 太宰治 『地図』 青空文庫
矢車草の葉包が釈かれて、昼のものが腹に入った。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
妻は濃緑に朱の斑点のはいった草の葉をいじっているから「オイよせ、毒かもしれない」と言ったら、あわてて放して、いやな顔をして指先を見つめてちょっとかいでみる。
— 寺田寅彦 『どんぐり』 青空文庫
ああ、わたしはどこへ行くのか知らない、わたしのゆく道路の方角では、長屋の家根がべらべらと風にふかれてゐる、道ばたの陰気な空地では、ひからびた草の葉つぱがしなしなとほそくうごいて居る。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
まつくらの地面をたたきつける、今夜は雨や風のはげしい晩だ、つめたい草の葉つぱの上でも、ほつと息をすひこむ蛙、ぎよ、ぎよ、ぎよ、ぎよ、と鳴く蛙。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
水の濁りはだいぶとれたが、まだ草の葉や材木の片が泡に混って流れている。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
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『草の葉』 はウォルト・ホイットマンの代表作。
出典: 草の葉 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0