幻辞.com

海外遠征

かいがいえんせい
名詞
1
標準
overseas trip
文例 · 用例
万民が秀吉の偉業を謳歌するのは彼によつて安穏和楽を信ずるからで、然る時に、息つくまもなく海外遠征、壮丁は使丁にとられ、糧食は徴発、海辺の村々は船の製造、再び諸国は疲弊して、豊臣の名は万民怨嗟の的となる。
坂口安吾 二流の人 青空文庫
海外遠征熱の勃興の如きは即ち其一である。
原勝郎 足利時代を論ず 青空文庫
歐洲人の新陸地發見をば或る史家は之を近世の始めとなし、他の史家は之を中世の終りとするのであるが我國に於て海外遠征の盛になつたのは實に足利時代である。
原勝郎 足利時代を論ず 青空文庫
斯くの如く論じ去り論じ來れば、鎌倉時代に於て既に宗教改革を成就した我國は、尚ほ足利時代を終るまでに、文藝復興、都市の勃興、海外遠征、及び平民勢力の發達等、凡そ歐洲の中世史に於て大事件と目せらるゝ殆ど總てのものを經驗し了つたと云て差支ない。
原勝郎 足利時代を論ず 青空文庫
のみならずこの時代には海外遠征熱が勃興し、冒険的な武士や商人がシナ沿岸のみならずもっと南方まで進出している。
日本の悲劇 鎖国 青空文庫