珍話
ちんわ
名詞
標準
文例 · 用例
大正五年に珍書刊行会で公にした『劇界珍話』は飛蝶の名が署してあるが、優の未定稿である。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
珍書刊行會は曾て抽齋の奧書のある喜三二が隨筆を印行したが、大正五年五月に至つて、又|飛蝶の劇界珍話と云ふものを收刻した。
— 森鴎外 『壽阿彌の手紙』 青空文庫
劇界珍話は優善の未定稿が澀江氏から安田氏の手にわたつてゐて、それを刊行會が謄寫したものではなからうか。
— 森鴎外 『壽阿彌の手紙』 青空文庫
二十四になってもザンギリ髪の異形をしていたところなど、少年時代の信長をホーフツさせる珍話だろう。
— 伊達政宗の城へ乗込む――仙台の巻―― 『安吾の新日本地理』 青空文庫
やさしく書いた名僧伝などをよむ位で、それも、その奇話や珍話にひかれたのかも知れない。
— 久坂葉子 『灰色の記憶』 青空文庫