折り敷き
おりしき
名詞
標準
kneeling
文例 · 用例
内儀は賊の姿を見るより、ペったりと膝を折り敷き、その場に打ち俯して、がたがたと慄いぬ。
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
當時そを十字に組みて折り敷き居たり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
突如、黒山の群衆のその水を打ったように静まり返っていた一点が、さっとくずれたったかと見るまに、人影がばたばたと雪をけりつつ、駆けだすと、いまし山門に向かって歩みだそうとしていた伊豆守の行く手左わきにぴたり、もろひざを折り敷きながら、必死に呼びたてました。
— 献上博多人形 『右門捕物帖』 青空文庫
では、残った、最後の紙帳の四つ目の角の向こう側に、おそらく膝を折り敷き、刀を例の逆ノ脇に構え、豹のような眼をして、狙っているに相違ないではないか。
— 国枝史郎 『血曼陀羅紙帳武士』 青空文庫
義元、「さはさせじ」 と、膝を折り敷き、八龍の兜を前かがみに、跳びついて来る小平太の膝首のあたりを、がつんと横に払う。
— 第二分冊 『新書太閤記』 青空文庫