落っことす
おっことす
動詞-五段-サ行動詞-他動詞
標準
to drop
文例 · 用例
あの時間の太陽の直射が分りきっているのに何らの用意もなく、ポロポロと凡フライを落っことすのは、野球でオマンマを食う人間の心掛けではないようである。
— 坂口安吾 『神経衰弱的野球美学論』 青空文庫
素焼きのお狐に泥絵具を塗って、一つが十二|文、あれは懐中へ忍ばせておくと、願い事が叶うとか言って、手弄みをする手合がよく持っていますが――」「それだよ、そのお狐を若い女が袖に忍ばせているのも可怪しいが、何かの機みで落っことすと、乾き切った往来の上で尻尾が欠けた。
— 鈴を慕う女 『銭形平次捕物控』 青空文庫
接触して、やつの車を崖から落っことすんだ。
— 山川方夫 『あるドライブ』 青空文庫
」と云ったら、安心したらしく、いつもの快活な顔つきになって「ぼくはただ清ちゃんをびっくりさせようと思っただけで、ほんとに落っことすつもりじゃなかったんだよ。
— 小山清 『桜林』 青空文庫
そこで爆弾をボンボンおっことすから、大変なことに、なっちゃう。
— 海野十三 『空襲葬送曲』 青空文庫
たたかう「鉄の水母」 八機の爆撃隊は、まっくろな爆弾を「鉄の水母」の上におっことすと、一機また一機、くるりと翼さばきもあざやかに、機首を上にたてなおして、上昇していくのだった。
— 海野十三 『海底大陸』 青空文庫
キーシュは逃げ出しちゃア小さな丸い球をおっことす。
— 吉田甲子太郎 『負けない少年』 青空文庫
そいで、ですから、広島に最初に原子爆弾をおっことした人は――又は、おっことす事を決定した人は、その人は、人間がしてはならない事をしてしまったんですよ。
— ――Sの霊に捧げる―― 『冒した者』 青空文庫
作例 · 標準
例句