将面
しょうめん
名詞
標準
文例 · 用例
それでわかった」 風摩の一族が伊豆の聖山で晴耕雨読の簡素な生活をしていたのは、永禄のほんのはじめごろまでのことで、当今はそれぞれ大名小名の手について抱軍師に成上り、一廉の大将面しておさまっているふうだから、夜更けの谷戸で狭畑をほじくりかえすような謙虚な所業をするはずがない。
— 久生十蘭 『うすゆき抄』 青空文庫
大将面の大橋要人という強そうなのが、芸子の膝枕で大鼾をかいてるところを、腰にブラ下げた蔵の鍵を抜かれ、お蔵の中に入れたばかりの一万両の大金は、半刻経たないうちに、煙のように消えてしまったそうで」「それは大変じゃないか」「大笑いですよ。
— 怪盗系図 『銭形平次捕物控』 青空文庫