農人
のうじん異読 のうにん
名詞
標準
farmer
文例 · 用例
あちらにも、こちらにも、うれはしげな農人の顔がみえる。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
その淋しさと農人の豊かさとが寛大と細心の象徴のように私の眼の前に展けて見えた。
— 有島武郎 『フランセスの顔』 青空文庫
京町から平野橋、それから今迄の道に直角に歩いて思案橋、博物館、農人町、住吉町の通りから道頓堀に出て、それから中の島まで引返した。
— 木下杢太郎 『京阪聞見録』 青空文庫
かくて、はや落穂ひろひの農人が寒き瞳よ。
— 北原白秋 『邪宗門』 青空文庫
それが母の生れた家であつて、数代この近郷の尊敬と素朴な農人の信望とをあつめた石井家の邸宅であつた。
— 北原白秋 『水郷柳河』 青空文庫
春は若草の萌えた野道から来るともいい、また都大路の女の着物の色から来るともいうが、津軽海峡をへだてた北海道の平野に、久しく農人の生活を送って来た人の話によると、あちらの春は、野からも山からも来ない。
— 薄田泣菫 『艸木虫魚』 青空文庫
それが母の生れた家であって、數代この近郷の尊敬と素朴な農人の信望とをあつめた石井家の邸宅であった。
— 北原白秋 『思ひ出 抒情小曲集』 青空文庫
路に逢ふほどの農人はみな丁寧にその青い頬かむりを解いて會釋した、私はまた何事もわが意の儘に左右し得るものと信じた。
— 北原白秋 『思ひ出 抒情小曲集』 青空文庫
作例 · 標準
昔から、この地の農人たちは自然と共存しながら生きてきた。
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経験豊富な老農人が、若者たちに農業の知恵を伝授した。
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文学作品では、しばしば自然を愛する農人の姿が描かれる。
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