奇々妙々
ききみょうみょう
形容動詞名詞
標準
very odd
文例 · 用例
急がない人は立って見て行きたまえよ、奇々妙々感心というのだから。
— 泉鏡花 『露肆』 青空文庫
『其處が奇々妙々の發明だよ。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
』 第十七回 冐險鐵車自動の器械――斬頭刄形の鉞――ポンと小胸を叩いた――威張れません――君が代の國歌――いざ、帝國の萬歳を唱へませう『其處が、奇々妙々の發明だよ。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
尚不思議奇々妙々なのは、植物の芋の蔓でもムカゴの蔓でも皆螺旋すると同じく、礦物の蔓もその実は螺旋的になッてるのだが、但し噴火山作用でメチャメチャになッて分らないのサ。
— 幸田露伴 『ねじくり博士』 青空文庫
かと思うとフト口を鉗んで真面目に成ッて、憶出したように額越しに文三の顔を眺めて、笑うでも無く笑わぬでもなく、不思議そうな剣呑そうな奇々妙々な顔色をする。
— 二葉亭四迷 『浮雲』 青空文庫
――腹のへること、なんぼでも食べられること、奇々妙々也。
— 種田山頭火 『一草庵日記』 青空文庫
遥か右のほうに当って、エストゥレルの山塊がながく海のなかに突き出て眼界を遮り、一望千里の眺めはないが、奇々妙々を極めた嶺岑をいくつとなく擁するその山姿は、いかにも南国へ来たことを思わせる、うつくしい眺めであった。
— モオパッサン 『初雪』 青空文庫
かくのごとく、我人の有する一心は奇々妙々にして、その中より一切の世間を現出するゆえに、『華厳経』と申す経文の中に、左のとおり説きてあります。
— 井上円了 『通俗講義 霊魂不滅論』 青空文庫
作例 · 標準
「この屋敷の設計は、どこを見ても奇々妙々な仕掛けばかりで不気味だね」
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空一面に現れた、見たこともない奇々妙々な形の雲に、街中の人々が足を止めて見入っている。
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「事実は小説よりも奇なりと言うが、今回の事件の経緯はまさに奇々妙々だ」
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