気保養
きほよう
名詞
標準
diversion
文例 · 用例
人間は気保養もしなくてはならないからな。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『家常茶飯』 青空文庫
渠等がこれに因って得る処の気保養たるや、天がその徳に酬ゆる寸志のみ、また怪むに足らざるなり。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
済みませんが彼家にも電話を引いて下さいナ」 と哀願してみたら叔父は怫然として、「馬鹿野郎……あの家に電話を取って堪るか……折角ノンビリと気保養している時間を、外から勝手に掻き廻わされるじゃないか」 とか何とか一ペンに跳ね付けられてしまったので、いよいよガッカリ、グンニャリした事もあった。
— 夢野久作 『鉄鎚』 青空文庫
まるで病人の気保養させる積りででもあるらしく、機嫌を取ってまで連れ出す。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
「ひとつ、上方へのぼって、ゆっくり気保養でもして来ようと思うよ。
— 太宰治 『新釈諸国噺』 青空文庫
それでは、お言葉に甘えて一年ばかり、京大阪で気保養をして来ますからね。
— 太宰治 『新釈諸国噺』 青空文庫
煮豆屋の婆が口を利いて、築地辺の大会社の社長が、事務繁雑の気保養に、曳船の仮の一人ずみ、ほんの当座の手伝いと、頼まれた。
— 泉鏡花 『雪柳』 青空文庫
大津屋では娘の家出を秘密にして、病気保養のために房州の親類に預けたとか云っているが、それが突然の家出であることは近所でもみな知っているというのである。
— 正雪の絵馬 『半七捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
仕事の合間の気保養に、庭いじりをするのが最近の楽しみなんだ。
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毎週末、山歩きをして、都市の喧騒から離れた気保養の時間を過ごしている。
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この小説は、日常の憂鬱を忘れさせてくれる、絶好の気保養になったよ。
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