良かれ悪しかれ
よかれあしかれ
副詞
標準
for better or worse
文例 · 用例
尾崎士郎、彼の作品は良かれ悪しかれこれまでは小説に箸のつけ方を知つてゐたがこれから先のことはわからない。
— 詩集(11)文壇諷刺詩篇 『小熊秀雄全集-12』 青空文庫
このことは良かれ悪しかれ欧羅巴の社会の中で育っている男女とは、気持の出来具合の上で、随分違いがあるでしょう。
— 宮本百合子 『女性の生活態度』 青空文庫
まして根ざすところ極めて浅薄な反動的ファッショ気分なぞが人間そのものに良かれ悪しかれ変化を与へるといふことは全く想像することもできないのだ。
— ――「文芸」の作品批評に関聯して―― 『悲願に就て』 青空文庫
完全包囲をやらんことには、良かれ悪しかれ、どっちゃにしても寝覚がわるおます」 この巨大な体躯の持ち主は、頤紐をかけた面にマスクもつけず、彼の大きな団子鼻は寒気のために苺のように赤かった。
— 海野十三 『蠅男』 青空文庫
まして根ざすところ極めて浅薄な反動的ファッショ気分なぞが人間そのものに良かれ悪しかれ変化を与えるということは全く想像することもできないのだ。
— ――「文芸」の作品批評に関聯して―― 『悲願に就て』 青空文庫
良かれ悪しかれ一つの時代をつくったことは否めない。
— 坂口安吾 『戦後新人論』 青空文庫
そして恐ろしいのは、前の場合にも、その仕事は他ならぬやっぱり自分がするのであるから、良かれ悪しかれ自身のホントの姿が出るし、後の場合にも、その仕事はやっぱり自分がするのであるから、「金のために動いた」時の自分の姿が現われて来る。
— 三好十郎 『俳優への手紙』 青空文庫
良かれ悪しかれ生きて来た、そこから一切が生れて来てゐるんだ。
— 三好十郎 『浮標』 青空文庫