東去
とうきょ
名詞
標準
文例 · 用例
凹巷も亦「飄忽君東去、去舟汎不維」と云つてゐるだけである。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
例へば、唐詩選の岩波文庫本には、岑参の詩を、東去長安萬里餘 東のかた長安を去る万里余り故人那惜一行書 故人那ぞ惜まん一行の書。
— 河上肇 『閑人詩話』 青空文庫
吾人之を徳富蘇峰氏に聞く、其熊本を発する時の詩に大道平々砥不如、熊城東去総青蕪、老杉夾路無他樹、欠処時々見阿蘇と曰ふが如きは真に熊本市外の写真と謂つべしと。
— 山路愛山 『頼襄を論ず』 青空文庫
東去西来知幾年、壮心一片老逾堅、微衷聊欲扶皇運、遥上南洋万里船。
— 井上円了 『南半球五万哩』 青空文庫
天為屋壁海為筵、自笑吾身亦似船、東去西来無定宿、南溟尽処送今年。
— 井上円了 『南半球五万哩』 青空文庫
それ東去西来の二舟子をしてともに順風の沢に浴せしめんとするは全知全能の上帝すら、これをなすあたわざるにあらずや。
— 徳富蘇峰 『将来の日本』 青空文庫