酔
よい
名詞
標準
文例 · 用例
そして糟谷夫婦もたわいもない夢に酔うておった。
— 伊藤左千夫 『老獣医』 青空文庫
〔『馬酔木』明治三十六年十一月十三日〕 明治三十五年七月初旬の頃である、看護当番として午後二時少し過たと思う時分に予は根岸庵に参った、今日はどんな様子か知らんと思う念が胸に満ているから、まず母堂や律様の挨拶振りでも、その日の先生の様子が良かったか悪かったかということがすぐに知れる。
— 伊藤左千夫 『竹乃里人』 青空文庫
〔『馬酔木』明治三十七年五月五日〕「病牀六尺」六月二日余は今まで禅宗のいわゆる悟りということを誤解して居た。
— 伊藤左千夫 『竹乃里人』 青空文庫
〔『馬酔木』明治三十七年八月二十五日〕
— 伊藤左千夫 『竹乃里人』 青空文庫
明治三十八年十二月六日夜十二時|記〔『馬酔木』明治三十九年一月一日〕
— 正岡先生論 『絶対的人格』 青空文庫
此詩集の歌で見ると、石川君は酔はない人らしい、といふよりは酔へない人らしい。
— 伊藤左千夫 『『悲しき玩具』を読む』 青空文庫
で他人の酔つたり狂つたりして、常規を失するやうな言動が皆虚偽のやうに見えたらしい。
— 伊藤左千夫 『『悲しき玩具』を読む』 青空文庫
スタンダアルのいわゆる amour-passion の陶酔はまさしく「いき」からの背離である。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫