足掛かり
あしがかり
名詞
標準
文例 · 用例
そのまん中に足掛かりのためにてごろな石を置いた者がある。
— 夏目漱石 『三四郎』 青空文庫
蜻※や蝉が化し飛ぶに必ず草木を攀じ、蝙蝠は地面から直に舞い上り能わぬから推して、仙人も足掛かりなしに飛び得ないと想うたのだ。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
二三ヶ処、足掛りになるようなものもあったし、また、窪地さえもあったのだ。
— コナン・ドイル 『空家の冒険』 青空文庫
其|真中に足掛りの為に手頃な石を置いたものがある。
— 夏目金之助 『三四郎』 青空文庫
永世変りゆく大迷路 ジメネス教授が、「蕨の切り株」をとり巻く湿地を調査して、まるで海図みたいに足掛りの個所を記入した地図がある。
— 水棲人 『人外魔境』 青空文庫
それまでも、あるいは地震計を据えて微動のようなものを計ったり、土人に、オムブのような浮く樹を運ばせては、いくつも沼地に投じ足掛りをつくっていた。
— 水棲人 『人外魔境』 青空文庫
ところが全く宙に浮いてるようで足掛りがちっともない。
— 夏目漱石 『坑夫』 青空文庫
箕は足掛りの板の上に落ちた。
— 夏目漱石 『坑夫』 青空文庫