枢
とぼそ
名詞
標準
cavities in the frame of a door used as part of a pivot hinge
文例 · 用例
「多くの詩人」が其他の二種の詩人と異るのは、彼等にはディストリビュションが、詩の中枢をなすといふことである。
— 中原中也 『河上に呈する詩論』 青空文庫
ペンクは名実共にゲハイムラートであって、時々カイザーから呼立てられてドイツの領土国策の枢機に参与していたようである。
— 寺田寅彦 『ベルリン大学(1909-1910)』 青空文庫
また推進器の羽で水を艫部に打ち付けるためにいくぶんの振動を起すが、これは船体の枢要な箇所を丈夫にすれば大抵防がれる事になる。
— 寺田寅彦 『汽船の改良』 青空文庫
それだのに我国の文教の枢府ではこの事実に無神経である。
— 寺田寅彦 『教育映画について』 青空文庫
だが諸君にして、もしそれを仮想し得ないとするならば、私の現実に経験した次の事実も、所詮はモルヒネ中毒に中枢を冒された一詩人の、取りとめもないデカダンスの幻覚にしか過ぎないだろう。
— 散文詩風な小説 『猫町』 青空文庫
有機体ではいかなる末梢といえども中枢機関と有機的に連関しているので、末梢の変化から根原の変化を推測することのできる場合も少なくないはずである。
— 寺田寅彦 『破片』 青空文庫
」 ごろごろと静かな枢戸の音。
— 泉鏡花 『国貞えがく』 青空文庫
従つて今日存在して居る山の上に在る大きな町で、別に貨物集散の中枢となつた訳でも無く、又別に風景の勝れた為でも無く、神霊灼乎たるわけでもなくて猶ほ盛んなものがあつたならば、夫は大抵博奕の為に出来た町と想像が付く。
— 幸田露伴 『侠客の種類』 青空文庫
作例 · 標準
古い土蔵の重い扉が、枢の中で軋んだ音を立てて開いた。
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大工は扉の回転をスムーズにするため、枢に油を丁寧に注した。
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枢の穴が長年の使用で削れ、扉が少し傾いてしまっている。
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標準
door
作例 · 標準
枢の隙間から差し込む月光が、板間の上を白く照らしていた。
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枢を叩く音が聞こえ、主人は寝床から起き上がった。
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古民家の枢は頑丈な作りで、現代のドアにはない重厚感がある。
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