税権
ぜいけん
名詞
標準
文例 · 用例
其の大阪府判事、神奈川県知事、租税権頭、及び元老院幹事等の諸官を歴任して、前半期の終結たる明治十一年の隠謀事件に至るまで、伯の胸中に画きしものは唯だ藩閥政府を顛覆せむとするの戯曲のみ。
— 鳥谷部春汀 『明治人物月旦(抄)』 青空文庫
そしてもし彼がそれを独占しているとしても、その所有による彼れの利益及び課税権力は大なり小なりの程度における紙幣の普遍的代用の結果として、ヨオロッパにおける需要と消費との制限によって、極めて著しく減ぜられるであろう。
— PRINCIPLES OF POLITICAL ECONOMY AND TAXATION 『経済学及び課税の諸原理』 青空文庫
この第二の特別開墾は、もちろん弊害も多いことであるからして、表向きの法令では力めてこれを制限するようにしてあったが、実際は年とともに面積も増加すれば特権も増加して、ついには徴税権はもちろん、いっさいの地方官の行政権の及ばぬ国の中の国のごときものができてしまったのです。
— 柳田國男 『名字の話』 青空文庫