とやら
とやら
表現接尾辞
標準
... or something (like that)
文例 · 用例
五十米レエスならば、まず今世紀、かれの記録を破るものはあるまい、とファン囁き、選手自身もひそかにそれを許していた、かの俊敏はやぶさの如き太宰治とやらいう若い作家の、これが再生の姿であろうか。
— 太宰治 『答案落第』 青空文庫
なんのことやら、あたしには、ちっともわからない。
— 太宰治 『葉桜と魔笛』 青空文庫
信仰とやらも少し薄らいでまいったのでございましょうか、あの口笛も、ひょっとしたら、父の仕業ではなかったろうかと、なんだかそんな疑いを持つこともございます。
— 太宰治 『葉桜と魔笛』 青空文庫
ながく躊躇をすればするほどこれはいよいよ薄気味わるいことになりそうだな、とそう直覚したので、私は自分にもなんのことやら意味の分らぬ微笑を無理して浮べながら、その男の坐っている縁台の端に腰をおろした。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
それを味はふことなくて、年中ゲエテとダンテでは、実以て何のことやら分らぬのである。
— 中原中也 『よもやまの話』 青空文庫
今日だけの休暇を楽しむ、可憐な奉公人の子供は、何の夢を見ていることやら、と言う意味である。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
傳統の教養とやらも、聞いて冷汗が出るよ。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
当主は、寝ている処を、いきなり丸太ん棒、それも樫の木の、潜り門用の閂でドサッとやられたので、遺言を書こうにも書くまいにも、眼の覚める暇がなかったのであった。
— 葉山嘉樹 『乳色の靄』 青空文庫
作例 · 標準
彼は北海道のなんとかいう町とやらへ、急に引っ越してしまったらしい。
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昨晩、隣の部屋から大きな物音がしたとやらで、管理人が調査に来た。
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魔法の杖とやらを手に入れれば、どんな願いも叶うと古文書にはある。
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