意識過剰
いしきかじょう
名詞形容動詞名詞-の形容詞
標準
hyperconsciousness
文例 · 用例
たとえば、帽子をあみだにかぶっても気になるし、まぶかにかぶっても落ちつかないし、ひと思いに脱いでみてもいよいよ変だという場合、ひとはどこで位置の定着を得るかというような自意識過剰の統一の問題などに対しても、この小説は碁盤のうえに置かれた碁石のような涼しい解決を与えている。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
このごろはまた、自意識過剰とかいう言葉のひとつ覚えで、恥かしげもなくほうぼうへそれを言いふらして歩いているようです。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
若い男のお客さんにお茶を差出す時なんか、緊張のあまり、君たちの言葉を遣えば、つまり、意識過剰という奴をやらかして、お茶碗をひっくり返したりする実に可愛い娘さんがいるものだが、あんなのが、まあ女性の手本と言ってよい。
— 太宰治 『花吹雪』 青空文庫
その理由は、前にも述べた現代的特長であるところの、智識階級の自意識過剰の問題が横っているからであるが、いったい、浪曼主義と云い、能動主義を云う人々で、一番に解決困難な自意識の問題を取り扱った人々を、かつて私は見たことがない。
— 横光利一 『純粋小説論』 青空文庫
自意識過剰の実行力ない男である。
— 豊島与志雄 『「紋章」の「私」』 青空文庫
近頃自意識過剰といふことが言はれてゐますが、我々日本人の場合これを自意識過剰といふべきや行動過少といふべきや甚だもつて疑はしいと思はれるのです。
— ――中島健蔵氏へ質問―― 『日本人に就て』 青空文庫
ああいう状態に人間の心があるのが、自意識過剰の状態です。
— 岸田國士 『俳優倫理』 青空文庫
この自意識過剰の状態が、ある場合には羞みとなり、また、てれるということになる。
— 岸田國士 『俳優倫理』 青空文庫
作例 · 標準
彼は些細なことで周りの目を気にしすぎる意識過剰なところがある。
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その計画は、リスクに対する意識過剰から、実行に移すのが難しくなった。
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初期症状を意識過剰に捉えすぎると、かえって健康を損なうこともある。
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「もう、いちいちそんなことで意識過剰にならないでよ!」と友人に言われた。
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